蕗のとう炒り豆腐


食ごよみ

豆腐百珍という書物があるように、それだけ豆腐っていろんな調理法や食べ方があるんですよね。大豆を豆腐に加工した大昔の職人さん、素晴らしいですね。しかも大豆茹でてすり潰して絞ってみようとか普通考えつかないですよね。でよ〜しその搾り汁にニガリ入れてみるか!え、なぜに?ま一回やってみ?わわ、固まってきたぞって会話があったんだろうか。そんな簡単なものじゃなかったでしょうけど。豆腐は五感食楽でも頻繁に使います。炒り豆腐を作るときに意識するのは季節感。春は香り、夏はみずみずしさと軽やかさ、秋はご飯と合わせたくて甘味と食べ応え、冬場は熱々で供し少し辛味を足すといった具合に。2023年3月のレッスンでは、ふきのとうをたっぷり入れて春の香りの炒り豆腐を。