ご飯食べ

アルマーニ/リストランテ


桜が満開の東京、銀座。

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エルアターブルフードクリエイター部として、誌面やウェブでお世話になっている私。昨夜は、ELLE a table編集部の方々と一緒に、アルマーニのコラボレーションディナーにお邪魔しました。アルマーニといえば、いちファッションブランドを超えたグローバルトータルブランド。家具やお菓子のみならず、本場ミラノをはじめ、ニューヨーク、ドバイ、そして東京の世界四都市にリストランテがあり、昨夜はそのシェフたちがここ、東京銀座の「アルマーニ/リストランテ」に集合して、それぞれのクリエーションを披露する、食の祭典が華々しく行われました。

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Perrie-Jouetで乾杯。

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アミューズは四都市のシェフのクリエーションが一皿に。左から桜の花の入ったジャガイモチップス(東京)、胡瓜とバジリコのプディーノ アーモンドと胡麻のクランブル 桜鯛と唐墨のマヨネーズ (ニューヨーク)、ブッラータチーズ マジョラムと赤パプリカのエッセンス(ドバイ)、サフランライスのクロッカンテ チェリーと鴨のドルチェアマーロ(ミラノ)。まるで繊細なオーナメントのような美しさ。アルマーニの美意識をきちんと投影した、デザインとも思えるアミューズがここに。

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アンティパストにホウボウと青りんご セロリ フェンネルフラワー(ニューヨーク)。お寿司に見立ててあるのだとか。カトラリーで頂くお寿司。青リンゴのさいのめが、ホウボウの下にシャリのごとく潜んでいる、遊び心満点の面白い一品です。そう、当のアルマーニさんのキャラクターを伺っていると、とても魅力的で面白いお方のようで。御歳82歳!の現代のゴッドファーザーは、今でも背筋がすっと伸びていて、スーツより、Tシャツを素敵に着こなせるよう、ワークアウトを欠かさないストイックな方なんだとか。

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牛肉のカルパッチョと季節野菜 ヘーゼルナッツオイル バルサミコトラディショナーレ25年(ドバイ)。薄造りに仕上げた美しいローズピンクの牛肉の上には、沢山のカラフルなお野菜が。今や、ガストロノミーとファッションが融合する時代なのですね。そんな流れを感じられる場に居ることができて本当にハッピー。

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グリーンピースを詰めたラビオリと土 桜のスプラウト(ミラノ)。近頃、土を使ったお料理がブームのようですね。他の食材と違和感なく溶け込んでいました。あっと驚く仕掛けが施してある点も、アルマーニ/リストランテの魅力の一つ、でしょうか。お皿が運ばれてくる前からワクワクしてしまいます。

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北海道産仔牛のロースト 春野菜のカポナータ 葉ワサビのクレマ(東京)。春を感じさせる軽やかなsecondi piatti。このお料理、常温のふくよかな日本酒とも合いそうな。いろいろマリアージュを考えるのも楽しいものです。

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さくらをテーマにしたドルチェ。左から、ヨーグルトのパンナコッタ チェリーのキルシュ漬けとサンブーコの花(ニューヨーク)、モンテビアンコ”桜”(東京)、カンノーロ 柑橘系のクレマ 苺とタイム(ドバイ)、チョコレート(マンジャリ、ドライフルーツのカラメラータ、金柑のジャム、桜)(ミラノ)。手前は、アルマーニのイニシャル、Aを象った一口サイズのチョコレート。最後まで目と胃を楽しませてくれる、エンターテイメント性の高いディナーを堪能させて頂きました。

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四都市の有名シェフたち。個性的で、オリジナリティ溢れる料理を頂くことができ、改めてアルマーニの懐の深さを垣間見た夜となりました。これからますますお出かけしたくなる季節です。ちょっとおしゃれをして、スタイリッシュな空間の中で、アルマーニの感性を感じられるお料理を堪能されてはいかがでしょうか。

アルマーニ/リストランテ
東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ/銀座 10階
03-6274-7005
http://www.armani-ristorante.jp/