四季の暮らしを楽しむ 京都

なつのたよりと七夕と


知らぬ間に重い梅雨が開けたのではないかしらと勘違いしてしまうほど、勢いづいた入道雲が菊水のビルの上を覆っています。今日は七夕さんですね。どんなお願い事を書かれましたか?

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笹飾りという、七夕の和菓子です。色とりどりの短冊に見立てた道明寺の生地が、笹の葉をサラサラと揺らしているかのようです。そして、梶の葉に、宝泉さんの上生菓子を。その昔、墨で直接お願い事を書いて笹に飾ったのだとか。なんてロマンチックなんでしょうか。

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私の友人、椿屋山田さんの展示会、「写しとることの葉展」へ行ってきました。彼女がライフワークとして取り込んでいるお便り啓蒙活動の一貫で、年賀状だけじゃなく、暑中見舞や残暑見舞を書きませんか?という、ささやかな提案をカタチにしたもの。山田さんがなつのたよりをテーマに言葉を紡ぎ、そこに写真家の松村シナさんが写真の中に写しとる。会場内には夏の美しい言葉と景色があちらこちらに。ぜひ、会場で、夏の言葉にふれてください。場所は、あじきギャラリー。7/10まで。

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お土産に買って帰った山田さんからの手紙。噛みしめるように、味わうように読ませていただきました。