こんにちは。こひらです。
今日は五感食楽のオンラインレッスンについてここに書かせてください。
オンラインレッスンって聞くだけで、うーん、家で作るのめんどくさそう。人と接しないんでしょ?なんか寂しいわ。やっぱり対面よね。和気藹々とお料理するのがお教室の醍醐味だもの。え、オンラインで1万円、高い!とお考えの方は、はい、その通りです。もうこれ以上私から何も言えないです。是非とも対面レッスンでお待ちしてます。みんなで笑いながら、お台所で食材触ったりして楽しみましょう!対面は対面の魅力がありますから。そして私も皆さんの顔見たいです。
で。今日は対面は置いといて。。。オンラインレッスンに少なからずハマってくださる方、いらっしゃるんですよ。どんなやり方でも、新しく身につけたレシピをおうちで再現したいわって。五感食楽のオンラインレッスンは、試行錯誤を繰り返しまして、去年の秋から、「おうちで味わうレッスン」と名前を変え、ある程度仕込みをした5品の食材が届きます。絶対ここは重要なポイントなのでちゃんとお教えしたい!ってところをきちんとご自身で触って、味見して、確認できるキットにしてます。つまり、対面で実際お教えしていることを、オンラインでも同じように、見て、触って、味わって頂ける内容にしてます。
例えば先月のおせちのお稽古の数の子でご覧いただきますね。この月は6品でこんなお献立でした。
・数の子
・黒豆
・たたきごぼう
・紅白なます
・田作り
・栗きんとん
我が家の数の子はだし浸しではなく、このように胡麻和えなんです。お伝えしたいのは、数の子の塩抜き加減、薄皮の外し方、胡麻和えの味わい、和え方です。
実際お送りしたキットたち。オンラインレッスンではこのように(画像左下)、塩抜きした数の子、胡麻和えのタレをお送りしました。塩抜きされた数の子の味をまずはちゃんと召し上がっていただき、これくらい塩抜きをすればいいのね、と舌で確認していただきます。そして、写真を見ながら薄皮のめくり方を。なかなか楽しい作業なんです。どうめくればいいのか、レシピを眺めながらご自身でめくってもらいます。胡麻和えのタレも舐めてみて、確認。あとは、ご自身で数の子と胡麻和えのタレを和えてもらう。出来立ての数の子の胡麻和えの完成です。
とこんな具合に下ごしらえしたお惣菜キットが送られてきます。たたきごぼう、なます、きんとんも同様。ものによってはお惣菜の完成品を。この月では黒豆、田作り。黒豆はさすがに5時間茹でるのは大変ですから、完成したものをお送りし、レシピや写真を観ながら、硬さ、黒さ、甘みなど塩梅を食べて確認していただきます。
ですので、時間もさほどかからず、晩御飯に足す感じで学びながら味わって頂けるとても気軽なレッスンです。
このキットでこんなおせちが完成。このオンラインレッスンに至った経緯なんですが、「作ってみたけど、これが正解の味なのか、わからない」とおっしゃった方のお言葉からでした。なるほど、私と一緒に作って、さあ召し上がれ!ではありませんものね。そこである程度の仕込みをしたり、完成したお惣菜をお送りすることで、私が勧めるお味を確認して頂けるものをとこのような形になったわけです。小さいときに、漫画の付録が付いていてワクワクしたじゃないですか。可愛らしい漫画のキャラクターの便箋を完成させるために、この線とこの線を折ってあとは糊で閉じたらキャラクターの絵が描かれた便箋の完成!そんな感じで付録をウキウキしながら作り上げていくように、オンラインレッスンもそんな感覚で作ってもらいたいんです。そしてまた、一から作ってみよう!って思ってもらえたら。
長くなりましたが、オンラインレッスン、一番楽しんでるのは私かも^^
まだ見ぬ方ともご遠方の方ともつながれて、お味を知ってもらえて、私はとても幸せなのです。その、幸せのおすそ分けがオンラインレッスンなのかもしれません。