立春が過ぎて、少し暖かさを感じ始めた京都です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は暖かくなるとまどろみたくなって・・・瞼が自然に落ちてしまいます。こういう時どうしたらいいんでしょうね。カフェイン注入?ほっぺたを叩くしかないのかしら。先日は自宅の烏丸から東本願寺さんまでお散歩してきました。晴天で京都タワーと東本願寺さんが映える。これからがさらに気持ちの良い日々になっていくことでしょう。京都へぜひお出かけくださいね。
先日、神戸で京都中華のイベントをさせていただきました。お声をかけていただいた時、まさか京都中華を作って!と言われるなんて考えもしてなかったので初めは戸惑いましたが。。。
メニューはこんな感じ。皆さん上から下まで食べてくださり、春巻き1本追加!とリピートしてくださったり。どれも勧めたくなる私の京都中華です。
春巻きも小麦粉で作ったあれではなくて。薄焼き卵でタケノコなどのシンプルな具材を巻いて、揚げるだけ。ふわふわなので、おつまみ感覚でいくらでもパクパク摘んでしまいます。パリパリの春巻きとはまた一風変わった印象。
ピータン豆腐には森嘉さんのお豆腐を。そこにピータン、白ネギ、胡麻油、蕾菜、ラフランスを混ぜ込んでみました。これは紹興酒はもちろんなんだけど、リースリングとも合わせてみたいな。
こちらはよだれ鶏。よだれが垂れるくらい食べたくなるからだそうですがもっと他の名付け、なかったんかい。といつも口にしては突っ込みたくなります。もっとこのおかずないんかいな!持ってこんか〜!と癇癪起こすほど美味しいから癇癪鶏とか?あかんか。ま、ここにですね、京丹波町でとても有名ないちご農家さん、誠志郎農園さんのイチゴをトッピングして、パクチーを添えました。これも好評だったな。そう、果物がお苦手な方も、おかずにうまく取り入れると食べ進めるみたいなんですよね。そのままより、おつまみとなって食べやすくなるからかしら。
こちらは紹興酒の風味をつけた肉団子。一番人気だった。豚肉が途中でなくなったのでした。細切れ豚肉に下味をつけて粉もつけずにぎゅっと丸めて油で揚げるだけ。これが紹興酒を呼ぶんですよね。京都中華と紹興酒の会なのに、紹興酒が完売してしまったくらい。
牛すじとなめこのあんかけおこわ。おこわを蒸してる間に、牛すじとなめこをチキンスープに入れてとろみがつくまで煮詰めて、蒸し立てのおこわの上にドロリンとかける。万能ネギがこれには正解でした。
それにしても、京都中華ってなんぞや?ですよね。これといった定義はないんでしょうけど、ただ、私が幼い頃から食べてきた中華は、一般的なパリパリの皮の春巻きや油をコッテリ使ったピリ辛の炒め物などと違って、子供でも安心して食べられる優しい味わいの中華です。私にとって京都中華って、おばんざいの延長線上にあるような位置付け。例えばおばんざいの代表格、お菜葉とお揚げさんの煮浸し。これに餡でとろみをつけて胡麻油をチラッとかければ、はい、もうこれで京都中華。え、これだけ?と驚かれるかと思うのですが、ええ、ちゃんと中華してます。あっさりして、食べやすいですよ、やってみてください。
父が呉服の仕事をしていた関係でよく上七軒の糸仙さんや河原町の芙蓉園、祇園の盛京亭さんにつれて行ってもらいました。舞妓さんのお着物に油の匂いがつかないように配慮した中華。おちょぼ口の舞妓さんでも食べられる一口サイズの中華。優しい味わいで普段から食べ親しんでいるかのような気持ちにされられます。そんな京都中華、2月のオンラインレッスンと対面で受けていただけます。
京都教室19日あと一席
京丹波教室26日あと2席
オンラインレッスン食材受け取り日・・・
2月23、24、25
●2月のお献立●
中華スープのひき方
舞妓さんの卵春巻き
そぼろあんかけごはん
雲呑湯
茹で鶏 ふきのとうのソース
蓮根団子と干しエビのみぞれ餡
対面、オンラインどちらも同じお献立です。
お申し込みお待ちしております。