四季の暮らしを楽しむ 京都

新緑のお稽古 6月


6月は食材の青々しさを感じたい

6月のお献立の内容をもう少し詳しくお伝えしないとですね。京都は実山椒が真っ盛りです。お店のどこを覗いてみても、この小粒の山椒の姿を見ることができます。爪を立ててチョンと軸から実を外すと、6月の青い清々しい香りが部屋中に立ち込めます。もうこの香りを感じてこそ夏を乗り越えようと体がシャンとし始める気がします。みずみずしいこれを山のように買い込んで、よ〜し今夜は映画3本ほど観て全て枝を外して仕込むぞ!と意気込むまではいいんですが、まあ大体後悔しますねwまた今年も自力で仕込める以上に買ってしまったって。。。でも、生徒様からは「今年も実山椒の季節ですね!たくさん買って、家族でプチプチやってます」って連絡がきます。「6月は山椒のレッスンですよね!どんなお献立に?」ってお問合せも。そうなんです、五感食楽では山椒なくして6月は過ごせないくらい大切な食材。今年はこれでコンフィにしましょうか。ほろほろにして、それをソースとしてイワシやチキンにかけても一緒に焼いてもいいですし、山椒をスプーンですくってご飯にぱらっとかけてもあー美味しい!単なるオイル漬けではないんです。これはお稽古受けてからのお楽しみに。瓶詰めにして冷蔵庫で半年は持ちますよ。

お教室の前にここまでお出かけはいかが

ここは清涼寺。京都の人には、「嵯峨釈迦堂さん」と呼ばれて親しまれているお寺さんです。京都の底冷えと茹だるような暑さは本当に堪えますが、雨降る京都って結構お勧めです。いつもより人が少ないですし、あいにくの雨とはいえ、恵の雨でもあります。もう嵯峨の新録が青くて美しくて。みずみずしい葉の色合いにうっとりしながら街を歩くのも悪くないですよ。

釈迦堂さんから東へてくてくお散歩。見えてくるのがお豆腐の老舗、森嘉さん。
からし豆腐始めましたの張り紙が。
このままお醤油垂らして齧り付きたい、揚げたてのお揚げさん。誰か!お醤油!!
プラスチックバッグの愛らしさ

森嘉さんは幼い頃から慣れ親しんでる味。京都に数々のお豆腐屋さんはあれど、我が家の味といえば、こちらです。両手で持てないほどの大きなお豆腐や、ひろうす、お揚げさんが大人気。今回のお目当ては、そのどれでもなく、豆乳!こんな素敵なバッグに入れてもらえます。

この豆乳が絶品!でして。少し冷たくして腰に手を当ててそのままグビグビグビっと一気飲みしてみてください。最高!これ、実は最近存在を知りました。生徒様が「これ、知ってはります?」って持ってきてくださったんですよね。知らない知らない!すぐに封を開けて飲んだ時の美味しさと言ったら!スルスルスルスル〜〜〜〜〜〜って喉元を軽やかに流れていく快感。嫌な癖なんて全くゼロ。これでですね、今回はお稽古でお豆腐にして、麻婆豆腐にしちゃおうよっていうご提案です。

     カップにゆるふわのお豆腐、上から麻婆をとろ〜り。白ネギパラパラ。

スプーンですくって甘い、出来立てのお豆腐と、自家製の豆板醤で作る麻婆。お豆腐好きにはたまんないおかずです。もちろん豆乳は成分無調整であればどんなものでも美味しく作ることができます。森嘉さんの豆乳は次の旅のお楽しみということで。京都来たくなりましたか。雨降る京都、雨上がりの京都、どちらも美しいです。ぜひ。

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お稽古のお申し込みに関してですが、まずはご希望のお日にちを、こちらhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeV2D6gYD_BFzYhvoPYrTAxzPCzR7S1V2y_YTua2Qpg7yFMCw/viewformのフォームにご記入いただいて送信してください。追って、決定のご連絡を差し上げます。新規の方もお気軽にどうぞ。

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※いずれも6月1日からお申し込みしていただけます。